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(休憩)

 

牧野 皆さん、お戻りになったと思います。

冒頭、総合司会が言いましたように、非常にハイレベルの方々においでいただいているわけです。皆様からご意見をいただき記録として残しまして、大学生の大学院論文や卒論などにマンガを取り上げて、マンガを一生懸命勉強したいという人たちの資料にも供したいと思っています。よろしくお願いいたします。

お名前と所属をおっしゃっていただいて、こちらに対する質問でも結構でありますし、ご自分のご意見でもかまいません。是非、お手を挙げていただき時間いっぱい話し合っていきたいと思います。

 

鵜野 私、鵜野と申します。トンカムというフランスでマンガの販売ですとか出版をしている会社のスタッフをしております。基本的にトンカムというのはフランスの会社ですが、日本の関係各社とのやりとりその他すべて一人でやっておりますので、最近は死語かもしれませんが、若い人の言葉でいうといわゆる「パシリ」に近いような状況もございます。実は、最近、小野先生が少しお話になっていましたけれども、中央公論の9月号で日本製マンガ・アニメの滑落という特集記事がありましたけれども、そこで、私のボスでありますドミニク・ベレという者がフランスの状況の報告をしたりしております。私は6年ぐらいこのトンカムと一緒にやってきていますが、そこで、このドミニク・ベレにいろいろと聞きたいのを、外から見たマンガといいますか日本のマンガ・アニメが海外に出るというのは一体どういうことなのかということで、非常に私自身面白いなと思うような内容のことがあります。是非、こういう機会に皆様のお耳に入れたいと思います。

 

 

 

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