日本財団 図書館


活動テーマ:国を造る、国を超える

現在、世界中で「国を造る」苦労に苦心惨憺するリーダーがたくさんいます。その一方でEUのように、「国を超える」動きも出てきています。21世紀はこの「国を造る」苦労と「国を超える」苦労が入り交じると考えられます。情報交流部ではこのような「国を造る」、「国を超える」ために役立つ情報を研究、提案していきます。

 

活動テーマ:文化娯楽産業

いわゆるIT競争の第二幕はB2BではなくB2C、C2Cの市場になり、マーケットを創造する能力が勝敗を決めることになると思われます。漫画やアニメーションに代表される若者の大衆文化娯楽(ポップカルチャー)の分野では日本が世界の中でも秀でた創造能力を持っています。世界中の若者が日本発のポップカルチャーを欲しがり、IT開発も投資もそこに集中するので、ポップカルチャー・産業が21世紀経済のリーディングインダストリーとなると考えます。文化的側面においても、21世紀のコミュニケーションは文字リテラシーに代わり漫画(絵による表現)リテラシーが主役となっているので同産業は文化、教育、とりわけ未来予想での創造力育成に役立ち、国の将来を左右する影響力を持つものと考えられます。

日本が高度情報化社会で経済的、文化的に牽引力を持つためには、漫画、アニメ等のポップカルチャー産業の先進性、知的媒体としての可能性を正当に評価するための環境整備と人材育成をしなければなりません。本目的を達成するために2000年度から「東京財団国際フォーラム:ポップカルチャー(漫画、アニメーション)のダイナミズム―ポップカルチャーが技術や学者に代わって地球(Globe)を救う―」を行ってまいります。

 

027-1.jpg

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION