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5] 明石海峡大橋の開通

明石海峡大橋の開通は、淡路地域を中心に観光面の影響が非常に大きかった。

平成12年3月の(財)関西交通経済研究センター「明石海峡大橋の開通が運輸産業に与えた影響と今後の展望にかかる調査研究報告書(旅客・観光編)」によると、明石海峡大橋の開通により、京阪神在住者が淡路島や徳島へ、淡路島・徳島在住者が京阪神へ旅行に行くことが手軽になったこと、以前は宿泊が必要であった京阪神から徳島方面への旅行が、日帰り旅行になったこと、淡路島の観光商品のレベルが向上したことなどが記されている。

同報告書によると、高速バスを利用して、四国や淡路島に来た人の多く(3〜5割)は、明石大橋を渡って来たとみられることが述べられている。特に、淡路島に来た人の選択理由については、明石海峡大橋を理由に挙げている人が多い。

このように明石海峡大橋自体が観光施設として高い魅力を持っており、旅客船・フェリーに乗船した観光客にとって、ライトアップした橋を見ながら大橋をくぐることが非常に好評であるといった報告がなされている。

 

 

 

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