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4] 淡路花博「ジャパンフローラ2000」

新しい世紀に向かって開催された「ジャパンフローラ2000」は、淡路島から「新しい花と緑の文化」を世界に発信する一大ページェントとして、以下のような開催目的で、実施された。

◆ 身近な緑から始まる「人と自然のコミュニケーション」の望ましいあり方を追求し、緑ゆたかな地球環境の保全と創造に寄与する。阪神・淡路大震災の教訓に学び、花・緑・水を基調にした安全で快適な美しい街づくりを提案するとともに、21世紀のライフスタイルに応えうる新しい公園緑地を提案する。

◆ 花と緑を愛し育てることを通じて人々に喜びと感動を与え、多様な交流を生みだすとともに、人々が互いに参加・協力しあう心豊かな地域社会づくりに寄与する。

◆ これまでの園芸・造園の知識と技術を集大成し、その成果を展示するとともに、新しい技術の提案等を意欲的に行い、園芸・造園産業の発展とその国際的な振興を図る。

◆ 阪神・淡路地域の震災復興を内外にアピールするとともに、「国営明石海峡公園」、「淡路島国際公園都市」の建設や「世界に開かれた公園島づくり」を促進して、世界都市・関西の形成に貢献する。

 

会場は、自然環境の創造的回復を目指し、あわせて、国際的な交流ステージとして整備する「夢舞台ゾーン」と、花と緑と水と人が交流する「フローラゾーン」、展示館、物販施設等を集中的に配置し、人と人が交流する「にぎわいゾーン」の3つのゾーンから構成された。

来場者数は、最終的には700万人弱となった。

 

 

 

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