資料:時刻表(平成13年2月)等各種資料より作成
2] 観光船事業の動向
クルーズ船の利用客数は外航・内航を含めてやや減少傾向にあり、市場としては頭打ちの状況にある。特に、内航クルーズはマーケットの伸び悩みや参入する海運業者の増加によって顧客獲得競争が激化しており、景勝地を巡るだけのクルーズやレストランクルーズから、イベントの実施、郷土色の打ち出し、ホテルとのパッケージなどの高付加価値化が進んでいる。主な事例としては、イベント系(結婚式、社内研修、国際会議など)、エンターテイメント系(ダンスパーティー、ライブショーなど)、郷土食系(地ビール、郷土鍋など)があげられる。
また、利用促進策として、周辺観光資源(大阪城見物、しながわ水族館、葛西臨海公園など)とのパッケージ化、はとバス等とのセット販売などによるバスツアー客の誘致など、様々な販売促進方策が展開されている。