2] コンテナターミナルオペレーターへの進出促進方策
大阪港では、船舶の大型化に対応するため、夢洲(北港地区)では新たに水深15mのコンテナターミナル3バースの整備が進められ、また、C-8・9のバースを水深14mに増深する計画がある。新しく整備されるコンテナバースについて、複数の港湾運送事業者による共同借受方式による進出が現実的と考えられる。
コンテナターミナルを借り受けるためには、8億円〜10億円もの莫大な新規投資が必要であるため、港湾運送事業者が1者だけで借り受けることは資金的にも困難である。また、大阪港のコンテナ貿易量は伸びているとはいえ、投資を回収できる収益を挙げるほどの取扱量を借り受けたターミナルで達成できるかどうかという不安もあり、港湾運送事業者のコンテナターミナルオペレーターへの進出にはリスクが大きいと推測されるためである。