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中国もそうです。日本はウェアブルコンピュータがもっと進んでいて、これを国民の2人に1人ぐらいもっているのといったら、世界でないです。しかも、インターネットができるのです。

また、きのうたまたまうちでCNNをみていて大笑いだったのは、ヨーロッパの会社が携帯電話で文字が送れるようになったというのを、すごい興奮して話しているのです。何いってるの、この人と思ったのと、アメリカの経済のIT関係が失速しているというので、どうすればいいという話になったときに、日本に売りに行けばいいとみんないって、ばかか、こいつらと思ったのは、冗談ではないという感じで、アジア人にはまだ売れるよと。結構フランクな討論会だったので、日本はまだだませるみたいなことを言うのですが、冗談ではない。ちゃんとこれ、みているのだからと私は思いました。

そうすると、韓国では人口比で米国よりも高速ネットが整備されているのですけれども、一体、どれだけそれが韓国経済に役に立っているのかは、ここまで言い切ったら悪いかもしれないけれども、ほとんど効果なしです。だから、コンピュータ屋さんがもうかっているだけです。韓国のIT産業は盛り上がっているかもしれないけれども、では、ほかのものが何とかなるのかといったときにはならないです。では、韓国経済全体が今、どうなっているのといったら、前よりはましですけれども、やはり、これはどうやっても、まだだめでしょう。しかも、犯罪がどんどん起こってしまっているのです。日本ではまだ起こっていませんけれども、インターネットがあったので、悪い方ばかりアメリカのまねになってしまっているのです。例えば、インターネット連続委託殺人など、日本では考えられないようなことが起こったり、史上最大で 600万人のデータをハッキングされています。これは、アメリカでは今、すごく起こっています。インターネットでショッピングをするというのが多いのは、クレジットカードの番号をとられてしまうのです。経済打撃も激しいところで、あの番号をとられると、物すごい大変なことなのです。カードを再発行することも非常に大変ですし、アメリカはある程度法律があるのですが、韓国はまだ整備されていないので、さらにひどいことになってしまうのではないかと私は思います。

あと、ビジネスモデル特許というのも注目を浴びたのですけれども、実は、もうかるビジネスモデルというのは、なかなかないのです。

 

 

 

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