「お母様に、このコーンスープはいかが?飲みやすくて体にいいですよ」と店員に言われ、ニコニコ試飲。「お母様って、ずいぶん言われたね」「娘にしては似てないね。嫁ってことか」「嫁にしたって、お母様に変わりないわ」と、笑いながら帰った。私の母も生きていれば80歳。これからも日曜だけお母さんになってもらうか。
ヘルパーの仕事、楽しくて当分やめられそうにない。
杉浦光子
1951年生まれ。重度心身障害児施設の臨時職員を経て、普段着の福祉をめざした地域活動として1976年「わらべの家」を開設。1990年より地元、志木で「志木・老いを考える会」を始める。1999年よりホームヘルパーとして動務するかたわら、個人誌「六月」を発行、教育・福祉・医療の分野でフリーライターとして活動。