分科会4
話すこと・聴くこと セルフケアを支える
桂良太郎(奈良大学社会学部教授)
清史彦(瑞興寺住職)
田中邦子(埼玉いのちの電話研修委員長)
人は苦しみの中にあるとき、自らを語ることによって、本来の自分自身を取り戻す足がかりを得ることができる。自らを受け入れてもらえる場や、聴いてくれる他者に出会うことで、本来の自分に立ち返り、自らの内からエネルギーを汲みだすことができるからである。
自分を表現すること、すなわち自分自身をケアすることを、他者はどのように支えることができるかを、「聴くこと」の実践から考える。