1.5 調査結果の概要
International Offshore and Polar Engineering Conference (ISOPE)は、極域を含めた海洋開発全般に関わる技術・研究動向の情報交換のため論文発表を主として、毎年5月下旬から6月末までの期間で開催される国際会議である。なお、論文発表が主であるため、展示物等は無い。
今回は10回目であり、米国ワシントン州シアトルのホテル・シェラトン・シアトルで、平成12年5月28日(日)から6月2日(金)までの6日間開催された。この間、調査員は、海洋・再生エネルギーセッションにおいて沖合浮体式波力装置「マイティーホエール」の研究成果の発表を行うとともに、海洋・再生エネルギーセッションを中心に聴講し、海洋開発に関する最新の技術情報の収集を行った。
2. 調査結果の詳細
会議における主な研究対象分野は、Offshore Technology,Offshore Mechanics, Ocean Engineering, Polar/Ice Engineering, Deep-Ocean Technology, Underwater Systems, Measurements, Environment, Geotechnics, Energy & Resources, TLP/SPAR/FPS, Advanced Ship Technology, Hydrodynamics, Acoustics, Materials & Welding, Tubular Structures, Risers, Pipelines & Cables, Comp Methods/CAD, Safety, Risk & Reliability, Coastal Engineeringであり、45ヶ国からこれらの各分野に対応する一般論文(査読審査有り)として396編の論文と、その他に特別講演5編がエントリーされた。表2には発表論文の編成を示す。