これは、情報を得ることを困難にしている。
我々は、韓国人が、断固とした性格であり、一生懸命働き、時として頑固であることを発見した。このような性格は、彼らは容易にあきらめないということを意味し、また、我々の指示が実行されていることを確かめるのに苦心するということも意味する。
請負造船所の構成
船舶の連続建造を行っているアジアの造船所は、matrix formatで構成された部門を持っている。部門間の相互の連携は限定されている。設計、調達、建造、権限委譲及び引渡は、次のステージヘの最小限の繰り越しで次々と取り扱われる。
柔軟性
巨大なヤード内で連続建造するという与えられた条件の中で、柔軟性を持って設計と建造を成し遂げることが重要である。ドック内には15週間しかおらず、その後2年以上の間の艤装期間があり、変更できない。船舶の進水後に変更可能な期間が若干あるが、これは完壁に建造することとプロジェクト完遂への熱意によって圧迫される。さらなる制限が労働者、特に、QC及びSea Trial部門によって課せられる。機器及び電機作業の下請け業者からは恩恵が得られる。
引渡の航海
引渡を受ける業者(JV of Smith/Canship/Wismuller)は大宇造船と、FPSOはカナダで引渡を受けるという契約を交わした。
Terra Nova Allianceは、航海中に護衛船を付けて、プロジェクトのリスクを軽減することを決断した。これは引渡の契約の中に含まれている。
南アフリカのケープタウンから護衛船「Wolrrad Woltemade」が、現在韓国まで移動中で、2000年3月7日までに到着する予定である。このTugは、200Teの引張力を持っており、不運にもFPSOの推進システムが完全に故障しても、FPSOを引いて行くことが可能である。権限委譲の過程で、Petro-Canadaは、6ヶ月経過する毎にローテーションすることを基本に自社の船員を動員した。2チームの船員たちは、今ではFPSOの設計及び操作方法に熟知している。この用意された船員たちは、航海のために引渡契約者によって受け入れられた。引渡契約者は、航海のために、曳舟の船長、FPSOの船長、一等航海士、ケータリング、ランドリー及びAB船員を準備した。
Newfoundlandへの航海において、FPSOは自航する予定である。2基のWartsila製のエンジン駆動の13MWの発電機より、最大約11MWの出力がスラスターに使われる。