この形状でFPSOは、(Hs) 16.0mという顕著な波高で最大波高30.4mを伴うような100年周期stormにおいても掘削地点を保持することができる。
14の貨物タンクには、各々、容量が1,500m3/hのFrank Mohn製の独立した水中ポンプが接続されている。Hitec製の船尾の移送システムにより、貨物は8,000m3/hの割合でシャトルタンカーに移送される。
バラストは、いかなる状態においてもスラスターが水面から出ることを避けるために十分な容量を備えており、Frank Mohn製のポンプ(1,000m3/h)も4台備えている。これらのポンプは、ハイレベルの冗長性を持った共通の環状の本管につながっている。C-NOPB規則に従って、1つのバラストポンプは非常用電源からも供給されている。3基のデッキクレーンはLiebherr製であり、2基が45Teの能力で船尾の1基が30トンである。
Thomassen製のデュアルフュエルガスタービン駆動の定格容量46MWの発電機は、主電源装置としてカナダで設置された。機関区画及び居住区画は、より一般的なCO2システムの代わりに、Semco製の高圧水噴霧システムにより保護されている。一般的な消火栓、消火ホース、泡ホース、及び持ち運び式ユニットのシステムは、全ての該当する規則に適合するように規定されている。
船尾の機関区画
主配電盤は、メインデッキ上のガスタービン駆動の発電機のすぐ後ろの、船尾楼甲板内の船尾機関区画の上に配置されている。この配電盤は、13.8KV、4.16KV及び600Vのボードを含んでいる。全ての動力源は13.8KVである。パワーマネージメントシステムは、Baileyのシステムを採用し、FPSO制御システムの他のシステムと互換性がある。
主配電盤室は別として、船尾楼甲板も、船尾のマスターエリア及び船尾のローカル設備室を合併している。
以下の主要な設備は、船尾の機関区画に配置されている。
-2基の10,000m3/hのSmit製イナートガス発生機。容量は最大移送率の125%にあたる。2つのユニットは、7:1の圧縮率を持っている。イナートガスは全ての貨物タンク、汚水タンク、及び主バラスト配管上の全てのバラストタンクに供給される。
-2基の2,700m3/hのElliott製のエアーコンプレッサー。この設備及び供給する空気のシステムは、全てのFPSOユーザーにおいて共通である。最初のユーザーはTopsidesである。
-2基の25Te/hのAalborgのボイラー。このユニットは、軽油/ガスの2燃料システムである。これらは圧縮された水から蒸気を造り、トレースヒーティング、貨物及びバラストタンクヒーティング、居住区及び機関区画のHvacヒーティングを行う。加えて、蒸気配管は、氷除去のために使われる蒸気のやりを造るために、船上及び上甲板に配置されている。