その状態は、激しい波と船体運動を悪化させるシャローウォーター効果に加え、ノルウェーの北部又はシェトランドの西部の状態と似ている。船体挙動は設備と構造の性能及び失費にのみ影響を及ぼすわけではなく、乗組員の能力及び安全性と、ヘリコプター、デッキクレーン及び積み降ろし設備の操作性にも影響を及ぼす。それゆえ、良い船体挙動は、基本設計事項の1つです。
スラスター補助の位置保持係留システムにより、船舶は当該地点に位置を保持したまま、原油とガスは化学的に処理され、油がシャトルタンカーで輸送される。
それゆえ、船舶の設計上、以下の点に留意する必要がある。
-原油貯蔵タンクの容量
-係留、化学処理、積み降ろし及び補給のための設備のためのデッキスペースとデッキロード
-構造上良いレイアウトと船体の大きさ
-最小限の船体のたわみ
-貨物タンクの供用を止めないで検査するための、船体構造へのアクセス及びシステム
-MARPOLの要件を含め、安定性と強度の法定要件
-嵐の中での最小限の挙動
-デッキ上への最小限の青波
-ヘリコプター、サプライボート及びシャトルタンカーの最大限の操作性
-係留及び自動船位保持システムによる最小限の環境負担
-自航時の良いスラスター性能と許容抵抗特性
これらの要件は相互に矛盾しており、プロジェクト設計思想を満足するために、最小限のものとして妥協しなければならず、追加の設計目標として処理する努力をする。船舶の設計と結果として生じる船体性能は、例外的な性能特性とともに船舶を引き渡すことになるマルチの熟練された設計チームを巻き込み、複雑な設計課題であることを説明している。
いくつかの重要な要件を以下に述べる。
貯蔵容量及びタンクアレンジ(二重船側及び二重底)
プロジェクト設計思想で述べているとおり、貯蔵容量は960,000bblであり、最大積み降ろし速度は8,000m3/hである。
これは、縦方向の水密隔壁により仕切られた7つのタンク配置により達成できた。貨物タンクの数は最小限に保たれ、損傷時復原性の要件にも適合し、タンク内貨物のばちゃばちゃ跳ね上げもなくし、深い井戸内の原油ポンプからの積み降ろし容量も確保した。原油貯蔵タンク及びバラストタンクの配置をFig.4に示す。