★舟競漕は湾の奥の浜まで御神幸があり、御休憩の時、御神体の前で行われる。距離は300m。浜に向かってレースをし、砂浜の小旗を抜き取って勝敗を決める。競漕舟はくじによって「一の舟」「二の舟」に分けられ、一の舟には神官が乗るため、すでに勝ちとされ、レースには勝たなくてもよいとされた。逆に二の舟は何が何でも勝たねばならなかった。当地では女性の船競漕もあった。大正13年3月10日、金比羅神杜の鳥居建立を記念して行われた。記録によれば、昭和42年10月6日にも明治百年を記念して女性の船競漕が行われた。
また当地では舟主が出艇のお祝いにタオルをおくられ、それを笹竹につるして、その多さを自慢した。
なお、当祭は豊作・豊漁を祈願して行われた。