◎中国地方 (瀬戸内海側)
◆岡山県
1] おしごく (現在はない)
・岡山県倉敷市下津井田之浦
・旧5月5日
・和船 櫓
★地域ごとに2隻の船を出して行う。1隻に14〜15人乗り、櫓1丁に2人がつく。それにセノリという水棹をもった人が舳先に立つ。裸で腹巻きに褌、それに鉢巻をする。岸から十丁くらい沖まで船を出し、港の口まで船を押し込み、それから渚まで競漕をする。セノリは御幣をふり、「ヨイサ、ヨイショ」のかけ声で櫓を勇ましく押す。角樽を先に取った方が勝ち。漁船を使用した。競漕に使用した船は「マンがよい」「病気にならない」といって喜んで漁船を提供した。
2] おしごく (現在はない)
・岡山県倉敷市(児島)大畠
・旧5月5日
・和船 櫓
★5町が対戦する。最初、北町(網職が多い)と南町(釣り舟が多い)が対戦。ついで川町、中町、奥町の3隻で対戦。4丁櫓で1丁に3人がつく。舳先に御幣をもつセノリが乗る。海辺から100間沖の樽を回ってくるコース。この日は村野人が総出で応援した。勝つと賞品が出され、「マンがよい」といって喜んだ。
3] おしくらんご
・岡山県笠岡市金浦
・旧5月5日に近い日曜日 平成12年は行われなかった。
・笠岡市教育委員会 TEL08656-3-2111(役所)
・和船 櫓 漕ぎ手4人 旗手1人 采配者1人 6人乗り