◆和歌山県
13] 御舟祭
・熊野速玉大社
・和歌山県新宮市
・10月16日
・9隻の櫂伝馬船による競漕 小櫂8丁 大櫂(トモトリ) オモテ 神主
・木造船
★大社から神輿をかついで街中を通って熊野川の川原まで渡御、そこで神幸船に神霊を還し御舟島へ御神幸、さらに御神体と一緒に御旅所へ向かい祭典を行って帰社する古儀な渡御神事である。船競漕はその際の熊野川の上流にある御舟島への御神幸の上り下りに二度行われる。県指定の無形民俗文化財である。
本来、競漕する速舟は御舟島へ向かう御神幸船、諸手船、斎主船を曳いて、途中から競漕していたが、今日では速舟は競漕だけになった。速舟同様斎主船、神幸船を曳航していた諸手船は、現在、プロペラ船に代わった斎主船に曳航されて御舟島への御神幸を行っている。すなわち、斎主船が先頭に立ち、諸手船、神幸船の順に並んで御神幸が行われている。