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2] 追尾率(及びロスト率と乗り移り率)による追尾ゲート幅の初期値設定の問題対策

新方式レーダーにおける追尾率(及びロスト率と乗り移り率)は、主に、追尾ゲート幅で決まることになる。この追尾ゲート幅の初期値設定の問題対策の参考として、追尾ゲート幅と追尾率(及びロスト率と乗り移り率)との関係を図4.5.5に示し、追尾ゲート幅と対象船の位置である確率及び他船の位置である確率との関係を図4.5.6に示す。

新方式レーダーにおける追尾率(及びロスト率と乗り移り率)を考慮した追尾ゲート幅の初期設定値は、既存と同様、110mで良いと考える。(この追尾ゲート幅の初期値の場合にはロストと乗り移りとなる確率は理論的には等しく双方1/2となる。)

 

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図4.5.5 追尾ゲート幅と追尾率(及びロスト率と乗り移り率)との関係

 

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図4.5.6 追尾ゲート幅と対象船の位置である確率及び他船の位置である確率との関係

 

 

 

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