この結論で妥当と考えた主な理由は、
1) 既存の追尾方式における追尾パラメータを変更することで追尾性能の向上への効果が期待できる。
2) 長年にわたる実績から、追尾方式の新規開発による追尾性能向上については改めて考え直す必要性はとくに無い。
ことである。(注1)
各々のアンテナ識別と各々のアンテナ別スレッショルドレベルの個別制御及び相互連携制御に関する追尾パラメータ変更追加の案については3.7.1項で示す。
(注1) 検討段階で、既存の追尾方式の機能をそのまま残し、また、その既存の追尾方式の機能に切り替える機能を付加し、アンテナ片系の障害発生時などは既存の追尾方式に切り替える改良案については、切り替え機能などを付加するために記憶容量が倍増するなど問題点が多いことから不採用とした。