3.6.7 追尾ゲート幅について
追尾ゲート幅に関して、追尾のロストと乗り移りとは背反関係となることと、及び既存追尾処理の追尾パラメータの1つとなっている追尾ゲート幅には適切な値が初期値に設定されていることは、昨年度の中間報告書参考資料7に示したとおりである。追尾ゲート幅に最適値が設定されていることは、理論的には追尾のロストと乗り移りの割合がそれぞれ50%で同じになることを意味している。実態調査(1)の結果に基づく追尾のロストと乗り移り(及び追尾率)とその割合は表3.4.1.1に示したとおり、本牧レーダーと浦安レーダーによる追尾のロストと乗り移りの割合は各々50%、観音埼レーダーのみロスト77.8%、乗り移り22.2%となっている。