3.2.8 追尾ゲート幅と船舶同士の最接近距離との関係
追尾ゲート幅と船舶同士の最接近距離との関係を考慮し、追い越す際に他船舶への乗り移りで追尾で失敗した場合の状況例とその防止策として、追尾ゲート幅Wの設定値(初期値は110m)は船舶間の最接近距離の値としている。船舶同士が接近した場合に追尾で乗り移りが発生することが多い。回航、追い越し、反航(行き会い)、交差のうち経験的に追い越す際に最も接近すると思われるため、追い越す場合の例で以下に示す。
[状況設定] A船をB船が変針して追い越す場合の例を次の図に示す。