日本財団 図書館


3 物標の活性化

 

1つ、又は幾つかの物標を活性化したり休眠化することができる。活性化は手動又は自動で行う。

AIS物標の活性化及び休眠化は、ARPA物標の取得及び取消と同じ操作により行わなければならない。

 

4 衝突の危険(CPA/TCPA)の警報

 

活性又は休眠中の1つのAIS物標が設定されたCPA及びTCPAの境界内を通過すると計算された時は、

− 危険物標記号が表示され、

− 警告が与えられる。

AIS物標に設定されたCPA/TCPA境界は、ARPAのそれと同一でなければならない。

 

5 消失物標警報

 

設定した距離以内のAIS物標からのAIS信号の1つが  回又は  秒の何れか短い方の間受信されなかった場合は、その最後の位置に消失記号が表示され、警報が発せられる。

この消失記号は警報が確認されるか又は  秒後に消える。

消失物標についての情報は、文字数字データの表示画面から得ることが出来る。

 

6 選択した物標のデータの文字数字表示

 

1つの物標(表示画面に余裕があれば2つ以上)を選択して、そのAISデータ及び衝突パラメーターを要求により表示することが出来る。この物標は選択物標の記号で表示される。

2以上の物標を選択した場合は、関連の記号とそれに対応するデータ・ウィンドーは明確に、例えば記号に番号を付けるなどして、判別出来なければならない。

このデータは、別の物標が選択されるか又は、データ・ウィンドーが閉じられるまで表示が続けられる。

データの元、つまりAISによるとかレーダーによるとか、は明白に表示しなければならない。

データは、基本データ・ウィンドー及び拡張データ・ウィンドーを使用して表示しなければならない。物標が“選択(Selected)”された時は、基本データ・ウィンドーが表示されなければならない。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION