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- 技術ガイダンスの作成と管理

- AISにおいて使用する航行援助施設表の作成と管理

これらの事項は全てM.1371改正の過程で当然のことである。

 

ITU-Rの手続き上から、ITU-R M.1371-1は、採択されれば2年間は修正できない。AISの開発並びに導入の段階はこの期間に入ることになるので、M.1371-1について付け加える説明を、国際海運業界が適時に得られるようにする適当な手段を見つける必要がある。

 

特定メッセージの国際応用の定義と用法の記述の今後の開発と管理

 

この作業はM.1371-1の“勧告”No.3、つまり、「IALAはM.1371-1のAnnex 5に規定されているように国際応用識別分野を管理し刊行することが期待されている」によるものである。AIS委員会はこれを実行するための手続きを確立しつつある。

この作業には、産業界及び他の委員会や組織との間で大変な量の文書の取り交わしが、特に2002年から2008年にかけてのAIS製造期間では、必要になるものと推測される。

 

技術ガイダンスの作成と管理

 

この作業はM.1371-1の“勧告”No.4、つまり、「IALAは技術面のガイダンス文書を管理し刊行することが期待されている」によるものである。この目的に向かって、AIS委員会は“M.1371-1に関するIALA勧告”を作成中てあるが、これには次のものが含まれる予定である。

・AIS導入期間における必要に応じてのM.1371-1に関する技術面の追加説明並びに指導的情報(製造業者が異なるAIS局間のVHFデータリンクの世界的な相互運用を担保するための、全体的な技術的システム特性を考慮した)。

・陸上AIS施設、AIS陸上通信網並びにAIS陸上局配置構成についての技術的情報並びに技術面のガイダンス。

・AISの基地局と中継局及び陸上通信網の設置を計画しようとしている当局、或いはAIS製造業者が技術的に詳細な検討をしようとする時に役立つ細かな情報。

 

この文書の第1次案を作成するため、AIS委員会は、寄託事項に記載されているように会期と会期の間でAIS技術サブグループの会合を開催することを提案する。IALA理事会がこの提案を支持されるよう要請する。

 

AISのための航行援助施設表の作成と管理

 

この作業はM.1371-1のメッセージNo.21“航行援助施設通報”(M.1371-1 Annex 2の§3.3.8.2.17)によるものであるが、ここでIALAによる“航行援助施設の種類”の定義が求められている。この作業は、IALAの適当な委員会、例えばエンジニアリング委員会とか運用委員会とかで固定及び浮き標識の分類表を作成することである。

 

 

 

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