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AIS8/5/1r1

 

AISに対するIALAの役割(IALA理事会への報告書)

 

前文

 

第24回IALA理事会は、AISの技術基準に関するIALAの役割について更に報告するよう求めた。本資料はこの要請に応えるものである。

 

M.1371改正の現状

 

勧告ITU-R M.1371の改正案(M.1371-1草案)は、過去2年間を費やして、IALA会員外をも含む各方面の専門家の意見を徴し、AIS委員会が作成したものである。このM.1371-1草案は正式に提出され、カナダ、フランス、ドイツ、オランダ、スウェーデン、及びアメリカ合衆国から公式に支持されている。この文書は、ITU-R WG8B(WG:Working Group作業グループ)の2000年10月の会議で若干の修正が加えられた後承認された。WG8Bは、承認したM-1371-1草案をITU-RのSG8(SG:Study Group研究グループ)に提出し、10月の会議で承認された。

 

M.1371-1草案は、文書の交換でなるべく早く採択されるように提出されることになっており、それは2001年の早い時期に開始されるものと思われる。M.1371-1草案はITU-R会員に送付され、会員は文書によって承認するかどうかを回答することになる。最終的なM.1371草案の採択には最小限の賛成投票数が必要と思われる。早期の採択に反対する投票が1票でもあれば、M.1371-1草案は研究グループに戻されることになる。採択に反対する投票がなければ、M.1371草案は2001年夏ごろまでに採択される。

 

IALAは、会員に対し、最終的な採択過程にあるM.1371-1草案の支持が緊急に必要であること又はそのような支持を自国のPTT当局と協議することを要請する文書を送付することが求められている。

 

M.1371改正の承認の効果

 

IALAが国際海運業界へ提供すべきであると考えられる関連情報には3つの分野がある。

- 特定AISメッセージ応用の所謂国際応用識別分野の記述の定義と用法を更に開発し管理すること

 

 

 

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