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(添付物)

 

AIS 8/5/2r1

 

AIS委員会 技術ワークショップへの寄託事項

 

AIS委員会は、AIS技術ワークショップの寄託事項を次のとおり設定する。

 

AIS技術ワークショップは次の2つの文書を作成するものとする。

1. IALA AISガイダンスの技術的部分

この成果品は、第7回AIS委員会(Isle of Wight)において作成されたIALA AISガイダンスの全体構成の中の技術的部分の全章及び添付物の文案である。その基礎とするものは、ITU-R SG 8で承認されたITU-R M.1371-1、及び2000年10月付けのIEC CDV文書とする。

技術文案の作成に当たっては、技術サブグループは、この文書がAIS技術に関する情報の要求及び更に一般公共的な技術的応用を満足させるべきものであることを考慮に入れなければならない。ただし、AIS機器を開発するのに必要な情報を提供しようとするものではない。文章は解説的で、AISについての予備知識が余り無くてAISの技術的な刊行物を調べようとする人達にも分かりやすいものでなければならない。

 

内容には特に次のものを含める。

- AIS基地局及び中継局の設計(アンテナ形状、同一の送信機/アンテナ敷地でのAIS/DSC同時運用、VHFフィルター問題、等)についての技術面のガイダンス。

- 隣接する所管当局が、境界線付近の基地局及び中継局で、それぞれのAIS通信網を運用する際の調整のための技術面のガイダンス。

- AIS基地局及び中継局のAIS陸上通信網との接続を“プラグ接続”で出来るようにする、つまり、AIS陸上機器を世界の市場で購入することが出来るようにするための技術的仕様。

- AIS陸上通信網の建築上の設計の数例と、これらの設計例の技術的観点からの評価。

- AIS陸上通信網の分岐点や接続点の多重基地局/多重中継局からのAISデータの前処理に関する設計数例。

- AIS陸上通信網とVTSなどのデータ処理装置との相互接続。

 

2. ITU-R M.1371-1に関するIALA勧告

この文書は、次の事項を含めることにより、勧告ITU-R M.1371-1の“勧告”No.4に答えるものである。

 

 

 

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