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VTS研修は、IALAが設定している模範研修コースに従って行われるべきである。VTS研修を実施する組織は、承認されている品質システム基準の要件を満足している研修管理システムの枠組み内において研修業務を実施すべきである。この目標とするところは、資格認定証の取得と保証記事の書き込みとを目的としているVTS要員の研修及び評価が、以下のようになっていることを確保することにある。

 

・明確に伝えられていて推量でき達成できる目標に基づいて設定されている研修要領に従って編成されている。

・IALA勧告V−103に示されている能力についての基準が満足され維持されている状況を確保することができる。

・IALA勧告V−103の第3.4節に記述されているように、資格が認められている指導者によって、実施され観察され審査され支持されている。

・積み重ねられた経験、技術の進歩、国内の及び国際的な勧告・法律・規則類、に従って関連性と正確性とを確保する、というやり方において管理されている。

 

認定過程

研修施設の評価及び認定は、担当機関の責任において行われる。評価と認定との行為は、全部もしくは一部が、当該担当機関に代わってその種の業務を実施することが当該機関から認められている組織によって行われることができる。この認定過程には、以下の事項が含まれているべきである。

 

・研修がIALA勧告V−103と該当する模範研修コース(V−103/1及びV−103/2)とに基づいており、かつ、IALAガイドラインに従っていることを確認するための、当該管理システムについての書類審査。

・実施に供されている研修システムが書類上の管理システムに従っていることを確認するための、当初評価。

・研修システムが申し分なく維持されていることを確認するための、中間監査。

 

 

 

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