能力が発揮され文書に記録されることができる場合は、研修は、この点を反映させて、不必要な授業を避けるように策定されるべきである。最後の結果、即ち、全面的に資格を認められた有能な専門家であるVTS要員をものにするという点が、常に、強調されるべきである。
資格及び証明
VTS要員の資格及び証明は、各個人が専門家としての優秀性を向上させるための並びに船員に質の高い業務を提供するための礎石である。従って、VTS要員の基準及び行動を確実に維持する手順を確立することに、高い重要性が置かれている。
職務を首尾良く実施して行くため及び国際的に同意されている規準を満足するために、資格を認められたVTS要員には、以下の資格認定証と保証記事とが授与されることになる。
・VTS資格認定証:基本運用者研修または上級研修を成功裏に終了した時に、認定研修施設から交付される。
・VTS資格認定記録簿への保証記事:職場研修を成功裏に終了した時に、当該VTSセンターにより書き込みが行われる。
VTS資格認定証は、担当機関を代表して当該研修施設により交付されるが、認定研修施設において所要の研修を終了した者に対して授与される。この認定は、絶えず実施される再評価を受けること及び試験に合格することを前提としているが、実質的には経験と事前の資格とによって決定されることになろう。
資格認定記録簿への保証記事の書き込みは、職場研修を終了した時点で各々のVTS担当部局により行われ、当該VTS担当部局で定めている再評価と試験とについての記事が含まれる。
VTS資格認定証
資格認定証は、以下の、承認されている研修コースを成功裏に終了した時に交付される。
・VTS運用者(V−103/1)
・監督者のためのVTS上級研修(V−103/2)