・通信技能
・規制があるシステムへの適応能力
・家庭上の動きやすさ
・複数の作業の実施
・粘り強さ
研修
VTS研修の基礎事項については、各IALA模範研修コースで提示されている。これらは、コース教材として直接使用されるように策定されているのではなく、まず、志願者の応募時の知識水準を満足する、二番目に、コースの企画構成を特定のVTSセンター及び同センターが採用することになる要員についての要件に適合できるようにする、という二通りの方法で採用されることができる指針になっている。
各模範研修コースは、STCW95の枠組みと環境との中にあって、研修及び行動についての普遍的な共通基準を引き出すように策定されている。各コースは、国内の担当機関と研修施設とへ、潜在的な志願者に提供しようと望んでいる研修コースを策定し認可するための基礎を与えている。海事研修施設で行われる教育コースを承認すること、及び、資格認定並びに必要な場合は再審査が行われる時の条件と基準とを認可することは、国内の担当機関が行う。
模擬装置 (VTS研修における模擬装置の重要性を強調している強力な助言を含ませるための勧告が行われている。適切な本文の起草が必要である。皆さんからの提案が待たれている。)
職場研修(OJT)
OJTは、研修における必須の統合的な要素であり、資格認定証の授与に至らせる正式のVTS研修コースを成功裏に終了したのちに、実地に、監督者の下で(研修生が所属するVTSセンターにおいて)行われるものである。研修は、新しく資格認定された研修生が、自己の運用上の任務を実際に果たす能力を身に付け発揮できるように、構成され策定されているべきである。OJTを成功裏に終了すると、当該研修生は、監督を受けないで任務を引き受ける能力があると見なされ、VTS資格認定記録に相応の保証記事の書き込みを受ける。
OJT研修作業帳
OJTが適切に編成され、また、研修生がVTS担当部局の設定している知識と技能との共通最低水準を確実に達成するようにする必要があるという観点から、この研修を、研修作業帳という媒体を通して行うと有効であることが見出されている。