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それでも、SMCPの使用は、最終的な手段としてのみ考えられるべきである。本委員会が考える好ましい解決策は、海事英語についてのIMO模範研修コースをIALA勧告V−103と関連させて使用するという英語研修を促進させること、にある。

 

1.6 DERAのハドレー氏は、VTSMIS−NETプロジェクトは既に完了されており、同氏は、同プロジェクトのCD−ROM版コピーをメンバー全員が入手できるだけ作成している、という情報を本委員会へ伝えた。

 

2. 着信資料

 

2.1 本委員会は、第24回IALA理事会の会議報告書に留意した。運用要領についての文書(VTS13/6/1r1)はガイドラインとして発行されるべきであるという点と、勧告されている文言は実施されることになろうという点とが留意された。

 

2.2 また、研修施設の認定についてのガイドラインが承認された、ということも留意された。

 

2.3 その他の着信資料類は、全て、別紙2にリストアップされている。これらの資料類は、各作業班へ振り分けられ、各班の検討に及びそれに続く具体化作業にもしくは本委員会の作業を進展させるための利用に、供された。

 

3. 運用(WG1)

 

3.1 VTSシステム整備前における危険性の分析及び予備調査についての勧告文の作成

 

VTS12/WG1/1について受領したコメントの結果として、本WGは、フィンランドが原案を作成しトリニティハウスが見直しを行った資料VTS14/WG1/WP1を検討した。本WGは、VTS14/6/2「VTS整備に関する勧告案」を脱稿した。この改訂版資料は、危険性の評価と安全管理との問題をより大きく強調しており、IALA運用委員会がケベックのワークショップへ提出するために準備したIALA暫定草案「危機管理に関するガイドライン」を考慮に入れているものである。本委員会は、事務局長が、この文書を理事会へ提出してその承認を得、IALA勧告として採用されるようにすること、を要求する。

本委員会は、更に、この勧告案が運用委員会へ提出されその参考に供されることを要求する。

 

 

 

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