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P. コンテナ船の運航スケジュール

 

P-1. コンテナ船の運航スケジュール

コンテナ船の運航スケジュールは、コンテナターミナル運営者にとって基本的な条件であり、そのスケジュールに従ってあらゆる運営・活動の源となる。寄港するコンテナ船のスケジュールを維持する事がコンテナターミナルに義務付けられている。コンテナ不船のスケジュールは気象・海象により変更になる事があり、それらの事態に対応出来る様な対策を作成しておく事が重要である。

 

Q. 通信網

 

Q-1. コンテナターミナル内部通信網

コンテナターミナルは各部署に分割されているが高度にシステム化された事業体であり、各部署間の通信網により運営され、極めて重要な役割を担っている。この通信網を活用する事によりヤード内のコンテナの受渡し及び積/卸荷役作業を迅速・確実に行う事がコンテナターミナルの使命である。

 

Q-2. 市内間の通信網

コンテナターミナルには昼夜を問わず数多くのコンテナの搬出・搬入があり、これらのコンテナの動静を確実に把握する事はコンテナターミナル運営者として最も重要な事柄であり、これらの情報を得る為には、市内通信網を最大限に駆使し通関業者・トラック運送会社等関連会社と連絡を蜜接に取り合う事が重要である。

コンテナターミナルの効率性を高める為には、充分な通信連絡網を確保しておく事が重要な要件である。

 

Q-3. 国内通信網

コンテナターミナル運営者は船会社並びに荷主等のターミナル利用者から国内事情について問い合わせがあり、この様な場合に国内通信網を駆使し、国内で突発的に発生した情報を常時モニターし、正確に把握の後に利用者に対し情報を提供する事が必要である。

 

Q-4. 国際通信網

国際間モルチモーダル輸送業界の一翼を担うコンテナターミナルでは、国際データ通信網を完備する事は不可欠な条件である。最近の電子技術通信システムの発展により、世界の主要コンテナターミナルを始め、途上国のコンテナターミナルにおいても「Paperless」化が進み、必要な情報は衛星通信を利用した伝達方式に移行されつつある。

 

 

 

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