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I. コンテナターミナル管理・運営組織

 

I-1. 管理・運営組織

基本的な管理・運営方針を確定しておく必要があり、これらの方針に基づいて、諸々のサービスに対する料率等を決定する事になる。コンテナターミナルの運営に直接携わる職員(管理・運営事務員並びに荷役機材の運転員の双方)の訓練計画等を立案しておく事が重要な条件である。

 

J. 施設の維持補修

 

J-1. 維持補修

コンテナターミナルでは様々な荷役機材・施設が利用されている、これらの機材や施設を最良な状態で使用する為、計画的な維持管理と更新が必要である。

 

K. 照明設備

 

K-1. 照明設備

コンテナターミナルは24時間連続してサービス・稼動するので、コンテナヤード内の照明施設は極めて大事な施設であり、特に夜間荷役作業中の安全性確保は重要である為、当該国の規則に合致した照度を確保する施設は不可欠である。

 

L. 財務計画

 

L-1. 財務及び経済・経費

コンテナターミナルの建設資金の確保営業開始までに要する費用等は財務的経費であり、日々の運営経費は経済経費である。これらの経費は、当該コンテナターミナルの稼動期間中に、その収益の中から支払う事になる。

 

L-2. 財務及び経済便益

コンテナターミナルの財務便益の算定は、様々な便益要素がある程度明確であるので、比較的容易に算定出来るが、一方、経済便益の算定は、様々な要素を考慮する必要があり、若干複雑な分析となる。

 

L-3. 資金の確保

コンテナターミナルの建設には、資金の確保は基本的な諸条件があり、公的資金・私的資金の何れを使用するか、あるいは双方の資金を利用する方が適切であるかは建設場所の立地条件により異なる。

 

 

 

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