日本財団 図書館


F-2. 重量コンテナ及び特殊コンテナ

嵩高・重量物を積載したオーバーサイズのコンテナは特殊コンテナ用保管場所にて管理する事が必要である。

 

F-3. 危険物積載コンテナ

危険物積載コンテナは国際機関であるIMOの規則に従った保管が必要であり、更に当該国の規則にも従って一般のコンテナヤードとは分割し、検査を行う場合の利便性等を考慮した保管場所を設置する必要がある。

 

F-4. その他

植物・動物製品を積載したコンテナ等は、当該国の規則に従って検査等が行える状態で保管しておく必要があり、これらのコンテナを保管する別区画のヤードを設置する必要がある。

 

G. 岸壁側施設の条件

 

G-1. 船舶用給水

寄港船に対する給水を行う方式を検討する必要がある、例えば給水パイプラインより行うか、又は給水バージで行うか等。

 

G-2. 燃料油の補給

寄港船への燃料油の補給をどの様な方式で行うか。

 

G-3. 船舶用電話

寄港繋留中の船舶への電話回線の設置並びに接続方式。

 

G-4. 照明施設

コンテナターミナルの夜間荷役に対するヤード内の照明塔設置の数や位置等について充分な照度を得る為に慎重な検討が必要である。

 

G-5. 排水施設

港湾内の環境保全の為に、コンテナターミナル全域に適切な排水施設を備える事が重要であり、当該国の規則に従った設備が必要で、環境保全に最大限の配慮が必要である。

 

H. 安全性

 

H-1. 保安及び防火(防災)

保安対策はコンテナターミナルの当該国や地域の特性によって異なる。特に取扱い貨物の盗難の有無等であるが、防火・防災は国や地域による差はなく、比較的共通した事柄である。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION