6. 諸外国との関係において
平成12年7月8日に福岡で開催されたサミットで、G7蔵相から首相への報告として「電子的な税関申告の標準化・簡素化への取り組みに関し、G7蔵相から税関専門家に与えられたマンデート」
・実施に向けた作業計画の策定
・G7以外の国及び機関への拡大
・「シングル・ウインドウズ」システムの構築に向け、他省庁が要求するデータの標準化について更なる検討
に対して、以下の報告がなされている。
・税関専門家からG7蔵相への報告にある「G7で開発したデータ・セット及び共通電子申告フォーマット(図5)をテストするためのプロトタイプ(トライアル)を実施する。」(図6)
・データ・セット等の実施をG7以外の国に拡大するため、他の国際機関及びフォーラムを利用して必要な情報及び協力を提供
・平成12年2月から、他省庁の専門家の参加を得て、他省庁が必要とするデータの標準化作業を開始。今後も引き続き検討。
最後に我が国と貿易関係の深いアジア諸国等との手続きでその標準化・ペーパーレス化に向けた検討がある。
通産省としては、現在アジアとの接続を重視しており、シンガポール・韓国・香港・台湾の各政府や貿易対政府手続き事業者と折衝しているところであり、先方からも積極的な対応が示されている。
通産省ではこれら地域の対政府手続きシステムとTEDI2との接続に対する予算請求を行うと供に、これら地域でのユーザー開拓のためセミナーを開催して行く構想である。
2 TEDI:貿易金融EDI共通基盤システム