注1. 6大港のコンテナ貨物を主体とする出張所の管轄区域にある保税蔵置場を対象
注2. 本表は保税地域コード単位(2000.2.7)で計上しており、保税地域許可単位とは異なる
1.2 システム処理件数の推移
システム処理件数の推移(図1)では、月によって貿易量の違いがあるものの概ね増加してきており、特に平成12年5月中旬以降エバーグリーンジャパン(株)の稼動に影響されてか増加傾向にあります。
システムの処理率でも稼動直後の平成11年11月に比較して全項目とも上昇し、特に輸出入申告では稼動当初から高い処理率で推移しています。これは、通関業務が今回の更改以前よりシステム化(更改前Sea-NACCS1)されており、移行がスムーズに行われた事によるとも考えられますが、更改直前の平成11年9月が約92%、11月になると96%、その後も徐々に増加し、直近では98%近い数字になっているとの事です。
船舶関係の業務では、先に触れた平成12年5月にエバーグリーンジャパン(株)が本格的に利用を開始したことにより上昇してきています。入出港届けをベースにとると、稼動直後の平成11年11月に16〜17%だったものが、この7月には20%ぐらいにまで上昇しています。貨物情報の作成率も申告時点での推計では、輸出が約80%程度、輸入が50%程度という比率との事です。
1 NACCS:通関情報処理システム(Nippon Automated Cargo Clearance System)
Sea-NACCS;海上貨物通関情報処理システム Air-NACCS;航空貨物通関情報処理システム