3.3 検索部会
検索部会は「2.3 委員会及び各部会の開催状況」に記載の通り、合同部会2回、検索部会2回の合計4回開催し、委員会より検索部会に課せられた下記作業内容を検討し具体化案を提案した。
1] 収集した資料について具体的検索方法の検討
2] ワード検索を実施する資料について分類、語句の統一等の関係者と打ち合わせ
3] ツリー検索を行う資料の項目整理、編集
4] その他上記に関する作業
(1) CD-ROM試作品についての反省
平成11年度、当協会の「海技資料のCD-ROM作成・検討作業部会報告書」においてCD-ROM試作品の作成経過等がまとめられているが、その中で検索手法に関する反省点が述べられている。要約すると以下の通りである。
1] 階層化検索と文字検索
検索方法は大中小項目に階層化して読みやすい方法をとっているが、階層化による目的資料へのアプローチと、単なる言葉やヒントから関連する資料へアプローチする方法とは基本的に相違する。
このような階層化とは異なる検索機能を強化するためには、文書はなるべくTEXT化された文字検索機能を採用しなければならず、今ある資料を全てTEXT化するにはかなりな作業量となる。しかし、各資料に備わっている目次、検索部分だけをTEXT化しそれらを文字検索することで十分目的の資料を探し出せると考えられる。
一番の問題は、画像として見る・読む機能と、検索機能を使った抽出型の見る・読む機能をどのように案分していくかは、今後の評価を経て進める作業となる。
2] ソフトウェアの継続性
検索手法を探る前に、これら検索ソフトの寿命即ち継続性と発展性がどれほどのものなのかはコンピュータに関する限り永遠のテーマであるが、当面ハード、ソフトも両面で注視していく必要があり、またそれらに必要な保守管理が重要な要素となると思料される。
3] 紙情報の検索手段との整合性
紙情報の検索機能と電子情報の検索機能とは自ずと同列には成り得ない問題ではあるが、文書の保存、保存スペース、材料の保存(紙などの劣化、紛失)問題など本来文書検索問題を考える以前の問題も含めて紙情報と電子情報の整合性を検証し、明確な検索法案を方向付けていく必要がある。