出所:国際協力事業団年報資料編1999(p.197)、1998(p.201)、1997(p.190)
(3) これは「激変する国際社会の中で、平和構築支援、市場経済化支援等の新たなニーズが出現するとともに、環境、エイズ、貧困などという地球規模の課題の重要性は益々高まってきている」状況に対応する形で、我が国の技術協力のあり方がより幅広いニーズをカバーする形に変わってきていることを反映しているためと考えられる。
(4) 無償資金協力に関しては、既存の取りまとめられた統計が運輸・通信の合算になっているが、過去3年とも運輸・通信合計で全体経費の20%を超えており(1996年度:23.6%、1997年度:20.4%、1998年度23.6%)、通信案件が非常に少ないことを考慮すると運輸セクターの比率はかなり高いと言える。
2) 運輸・交通セクターの地域別支援
(1) 表4に運輸・交通セクターに対するJICA技術協力費(過去3年間)の地域別実績を示す。