また、移送はタンク液面が30cm下がった時点で自動的に開始されるものとした。
各船とも表2.2.1に示す満載喫水の状態とし、損傷タンクは油を98%積載しているものとした。油の密度を0.850kg/m3、海水の密度を1.025kg/m3とし、油および海水の流出入に伴う船体の姿勢変化を考慮した。外的条件としては、波高2mの規則波を想定し、海水ヘッドの変化による油および海水の流出入を考慮した。但し、波浪による船体運動および潮流はないものと仮定した。
計算結果を表2.3.3〜表2.3.5に、移送による油流出量の低減効果を図2.3.1〜図2.3.3に示す。