日本財団 図書館


Karimun Sembawang Shipyard社はシンガポールのクリーンシーシステムを導入し、完全石油廃棄物処理過程に対してインドネシアの環境庁から推薦を得ている。

前述の通り、Karimun Sembawang Shipyard社で修繕を行う各種船舶は、インドネシア、シンガポール、ギリシャ、メキシコ、韓国、日本、英国、ノルウェー、米国及びオーストラリアから来ている。

1994年から2003年にわたる開発計画の3フェーズの中で、同社は以下の能力を改良する計画である。:

・鉄作業:400トン/月から1,500〜2,000トン/月へ

・マシナリー及び配管作業:4隻/月から12隻/月へ

・ブラス及び塗装:23,000m2から56,000m2

同社は地元のインドネシア人労働者を雇用し、Sembawang Shipyard Singapore社で訓練している。Sembawang Shipyard社の経験及び専門技術と協力し、Karimun Sembawang Shipyard社には約500名の優秀な従業員に加え、インドネシア及びシンガポールからの社内契約杜員及び専門請負業者がいる。

Karimun Sembawang Shipyard社はカリマンブサール島の北西部であるTeluk Pakuに位置しており、Sembawang社、Salimグループ、Juron Town社が共同で開発したカリマン海洋産業複合地域内に位置している。

カリマン海洋産業複合地域は、税関、出入国管理、検疫、港湾の全サービスが揃っている。同造船所の競争力を高めるため、同複合地域は免税地域に指定されている。上記のサービスが必要となる船舶、商品、予備部品、乗組員の移動は迅速である。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION