Pan-United社は、昨年5,200bhpの錨取扱曳船及び供給船(AHTS)を1隻引渡しを行い、2隻目のAHTSを2001年5月までに引度す注文を受けた。22,000トンの持上げ能力の浮きドックはバタムで建造し、11ヶ月で建造を完了した。これはPT. Pan-United Shipyrad Indoensiaが建造を受け持ちPan-United Shipyard Singaporeがプロジェクトを担当する共同作業であった。ドックは新世代船舶向けに特別設計されており、内壁の幅は40.00mで、全体の長さは235.00mである。ロイズ船級協会船(LRS)に分類されている。
船舶の修繕(セメント運搬船、家畜運搬船、宿泊設備、海底掘削船等)
Pan-United社は、154mの海底掘削船を1年以上ドックに入れた後、5年目の特別検査及び再就役作業を完了した。
作業には、75トンの鋼板の新替、大規模泥システム及び高圧配管の新替等の主要な修繕が含まれていた。更に、エンジン、ポンプ、発電機の分解検査、タンクの掃除、船体表面の調整及びコーティング等も行った。これらの全ての作業は5週間という短期間で完了した。
船舶の改造/大型化(漁船の体長延長、UT沖合い供給船のケーブル設置船への改造)
シンガポールの造船所とバタムの造船所は共同で2隻の漁船を競争力のある価格で拡張した。
バタムの施設では、それぞれ約50日かけて2つの250トンの船体中央部ブロックを組み立てた。それらはシンガポールに送られ、船舶の主体とつなげられ、残りの作業はシンガポールで行われた。バタムで行った船体中央部の組み立ては費用優位性があるため、顧客にとっても満足のできる取引であり、これら2つのプロジェクトでPan-United社の漁船大型化の実績は合計で4隻となった。
もう一つのバタムとシンガポールの造船所との共同作業の成功例としては、UT745オフショアサプライベッセルのケーブル設置船への改造である。主要な作業には船舶の拡張、ケーブルデッキ及びケーブルタンクの組み立て及び設置が含まれていた。新船尾の拡張にケーブル設置用の滑車をつける組み立て作業は同造船所で行われた。同改造プロジェクトはPan-United社のシンガポール及びバタムの2つの造船所で共同で行われた。ケーブルタンク及びデッキの組み立てはバタムで行い、船体中央部の組み立て及び接合、並びに艤装はシンガポールで行った。Det Norske Veritasの検査を受け、全改造は計画から完成までを20週間で行った。