出所:EFICホームページ
上述のように、貸付の通貨を特定しておらず、EFICはこの柔軟性を利用してバイヤーの要件を満たしてきた。殆どの貸付は米ドルによるが、これは世界中で通常造船業が同通貨を利用するためである。
大抵のバイヤーはオーストラリア造船所に対して契約額の最低15パーセントを手付金として支払うこととなるが、船舶の場合にかぎって、OECD合意に従い20パーセントの頭金が必要である。つまり、EFICは契約額の80パーセントの貸付しか行わない。
EFICは貸付に対し担保を要する。船舶全体が担保の場合、最高担保価額は船舶価額の50パーセントである。差額(最低30パーセント)は副担保による。