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2000〜2001年に、同社は更に6隻のバルクキャリアを輸出用に受注している。また、FBM Aboitiz Shipbuilders社は600DWTの高速艇5隻を受注(うち4隻は輸出用)、2000〜2001年にもさらに5隻の建造が見込まれている。表2-15に1998および1999年の新造船実績を示す。

 

表2-15 新造実績(1998年・1999年)

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出所:MARINA: Philippine Shipbuilding & Ship Repair Industry Situation Report 1999

 

3-4-2 船舶修繕部門

 

船舶修繕事業はフィリピンの造船所にとって核となる事業で、明るい見通しを持っている。同国において多くの修繕事業が行われている理由は、国内貨客輸送に占める海上輸送の比率が高く、内航・外航船舶の老齢化が進んでいるためである。1999年の修繕実績は全体で986隻となっており、その内、869隻(88%)がフィリピン籍船、117隻(12%)が外国籍船であった。表2-16も1998および1999年の修繕実績を示す。

 

 

 

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