出所:中央統計局
石油・ガスを含めた総貿易額の国・地域別の内訳は、2000年のデータがまだ発表されていないが、1999年の数字でみると、輸出では、原油やガスをインドネシアから大量に輸入している日本が首位で103億9,700万米ドル、輸出全体の21.4%を占めている。ちなみに、原油・LNG・LPGはインドネシアの対日輸出の約48%を占めている。アセアン(シンガポール、マレーシア、タイ、フィリピン、ベトナム)が90億5,100万米ドルで全体の18.6%、アジアNIES (シンガポールを除く)が61億5,300万米ドルで12.6%となっている。中国は20億9,000万米ドルで4.1%である。日本を含めたこれら対アジア輸出は、全体の56.7%となっている。日本、韓国、中国への輸出が伸びており、とくに韓国向けには、繊維、加工食品、家具などの伝統的工業産品に加え、電子機器・部品なども伸びている。中国向けには、液化天然ガス(LNG)や木材・パルプが増加している。輸入では、日本、米国、EUが軒並み大幅減となり、中国からの輸入が増えた。表1-5に1998年、1999年のインドネシアの主要国・地域別輸出入額などを示す。