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本報告書の第4-6章の中で海軍が実用化している機器及び開発中の革新技術を紹介するが、概要は下記である。

*オゾン破壊物質-CFCのHFC134aへの変換(1999年7月147隻完了)/ハロン代替剤(新造艦より採用することで研究中)

*固形廃棄物-プラスチック廃棄物(全艦に加熱圧縮処理装置PWP搭載完了)/紙、ダンボール、食物屑のスラリー化パルパー(全艦に搭載完了)/金属ガラス粉砕機(全艦に搭載完了)/プラズマアーク熱破壊システム(研究中)/新型焼却炉(開発ほぼ完了、近々在来の焼却炉と交換予定)/潜水艦プラスチックマネージメントシステム(研究中)

*液体廃棄物-生物学的処理システム(研究中止)/バキュームで集められた濃縮ブラック水の渦巻き焼却炉(改良研究中)/グレー水処理システム(曝気、膜、紫外線滅菌を組み合わせたシステム開発中)/油水処理システム(セラミック膜による高性能機開発中)/統合液体廃棄物処理システム(開発中)/燃料バラスト補償システム(システム改良中)/UNDS(作成中)

*塗料及び塗装-船体防汚塗料(短期計画として低毒素排出型塗料を長期計画として新型無毒素高排出型塗料の開発計画)/水面下船体クリーニングシステム(開発中)/低VOCあるいはNOVOC塗料(塗膜の寿命、耐久性、クリーニングの容易性の観点から開発中)

*危険液体物質-全ての艦上危険液体物質を洗剤及び溶剤、接着剤及びシーラント、潤滑油及び機能液、酸及びアルカリ、酸化剤と反応剤、腐食防止剤、その他の7種に分け、使用量最小化研究、汚染防止研究、無害物資への代替研究等実施中

*海洋生物の保護-着弾演習地や衝撃テスト海面での生物保護の検討/海洋生物情報収集システム(研究中)/ソナー等の音響システムが生物に与える影響の検討

*油濁即応態勢-SUPSALVにおける体制の確立

 

 

 

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