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・路線:クチン〜ナトゥナ島(インドネシア)〜ポンティアナ〜クチン(又はクチン〜ナトゥナ島の往復)

・距離:140〜180マイル(現在のところ、これに代わるものは週に1度の航空便のみ)

・船種:単胴船又はカタマラン(双胴船)、1クラス

・うねり:1メートルまで

・旅客定員:200名

・速度:25〜30ノット

・装備:装飾品は必要なし。最小限の貨物要件。

日本製のエンジンも可能だが、日本製エンジンが高速船に適しているかどうかは疑問である。日本製エンジンは低速向けとしては優良と考えている。融資については歓迎するが、現地で8パーセントの金利での銀行融資は調達できる。インドネシアのパートナーは融資の確保が困難とのことである。

同社は、シブの造船所は品質管理が良くなく、信用の面でも問題があると考えているため、オーストラリア製の高速船の購入を希望している。しかし、価格が問題であり、中古船の購入についても検討する予定である。

同社は家族のつながりが強い中規模企業である。また、グループ企業は3スターホテルも所有している。

 

・Arab-Malaysian Finance社(シブ、東マレーシア)

同社は金融機関であり、旅客船サービスの中で事業性があると考えられ、提案が優れたものに対して融資を行っている。融資は船舶費用の80パーセントまでで、金利は8.5から9.5パーセントの間に設定している。

船舶には、所有者負担で保険をかけているため、安全である。小規模企業に対する特別なSMI資金が、200万マレーシアリンギットまでを貸し付けるために用意されている。金利は最近6.5パーセントまで引き下げられた。

 

 

 

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