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第4章:RoPax船腹の特色

 

4.1 航路別の推移

図4.1は1998年以降RoPax船腹に加わった累積隻数を示す。2000年2月時点で2000-2003年引渡し予定として把握されている発注分を算入している。いまだ把握されていない分で2000-2003年に実際に引き渡される船もあるはずなので、この船腹量はまだ過小評価といえる。

過去10年間でイギリス、北ヨーロッパに始まり、ついで地中海において、各主要航路の船腹がいかに整備されたかを図は示している。2000年以降に拡充されるのは主に東地中海であるが、これらのRoPaxの大半はギリシャからイタリア諸港経由でヨーロッパ各地に向かう航路に投入される。

 

図4.1 航路別に見た1989年以降のRoPax船腹拡充の推移

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1 本章以下の分析には、一貫して以下の事情が影響を及ぼしている。

・StrinziaがHellenic Shipyardsに発注した3隻のうち1隻はオプションであって、確定した契約ではない。

・2000年2月以降、SuperfastがHDWにRoPax4隻を追加発注、Minoanが同2隻をFincantieriに、ANEKが同2隻をFosenに新規発注している。

 

 

 

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