*) 各社からの情報による
最近の展開
・この航路は地中海で最も顕著な発展を見せている興味深い市場である。現在1990年代に建造された新型RoPaxが10隻就航している他、ANEKの日本建造の中古RoPaxを含む老齢の貨物輸送能力の大きいRoPax6隻が就航している。
・この航路向けにさらに少なくとも10隻の高速(28ノット)RoPaxが発注されている。(Minoan Lines4隻、Strintzis/ANEK4隻、Superfast/ANEKが発注した6隻のうち少なくとも2隻。Superfast/ANEKは2000年3月にさらに4隻をドイツに発注したことを発表し、同社の「予備の」RoPax8隻を北ヨーロッパ、あるいは西地中海の新設航路に投入する意向を明らかにしている。)これだけの新規能力を投入するだけの輸送需要があるか否かについて若干の疑問があるが、現時点での答は、新鋭の高速船に投資しない船社は脱落するということのようである。