最近の状況
・大半が旧式(主として1972-85年建造)のフェリーである。この航路では、引き続き中古船や用船で運航される見通しである。44隻の在来型フェリーとRoRoのうちRoPaxと呼べるものはそれぞれ1989年と1995年に建造された2隻のみとなっている。
・ポーランドのオペレーターPolferriesとUnity Lineがポーランド関連航路では支配的である。
・フィンランド/エストニア(ヘルシンキ/タリン間の短距離航路)では、観光客が増加しており、Silj LineとViking Lineの市場参入とこれを迎え撃つ強力なライバルであるエストニアのTallinkとの競合で、旅客輸送が急増している。
・スウェーデン/バルチック海沿岸諸国航路では、エストニア向けではEstline、ラトビア向けではAmber Line(ScandlinesはRoRoのみ)が支配的である。Amber Lineの輸送能力はトレーラ25,000台と推計される。
・ドイツ向け航路では、Euroseabridge(ドイツ)とLatvia Shipping(LISCO)が有力オペレーターである。Hanza Marilimeの輸送能力はトレーラ7,000台、Trans Russia Expressが同10,000台と推計される。