トレーラの主航路はスウェーデン、デンマーク、ドイツを結ぶ航路で、スカンジナビア/バルチック航路のRoRo貨物輸送量の1/3強を占めている。スウェーデン発着のトレーラ総輸送量(全航路)は1985-90年の間に年率7%の伸びを示したが、1990-92年は不況のため11%減少し、1993-98年には再び年率8%の増加を記録している。輸送量の少ない東バルチック海沿岸諸国は、貨物が英本土関連航路よりも大きな比重を占めている。
2.3.2 スカンジナビア・バルチック海航路の詳細
a. ノルウェー/スウェーデン・デンマーク・ドイツ
これらはいずれも旅客主体の航路である。
輸送量(1998年)
最近の状況
Color Line:高速フェリーを導入、次に予想されるステップは旧型フェリーの新鋭RoPaxへの代替である。
・Stena:既存RoPaxのグレードアップに踏み切る可能性がある。
・DFDS Scandinavian Seaways、Fiord Line:旅客フェリー市場にほぼ特化している。
b. スウェーデン・ノルウェー/大陸北部(ヘント・ゼーブルッヘ)
輸送量
スウェーデンからデンマーク経由でドイツヘ向かう短距離フェリー・サービスを利用した直行海上輸送の充実により、道路や鉄道に代る交通手段が提供されている。1996年のスウェーデン/大陸間総輸送量(短距離フェリーの実績報告による)は以下の通りである。