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ミシシッピ出身のロット上院議員は、1972年に下院議員に当選し、1988年に上院当選、1994年に再選を果たした。ロット上院議員は、上院で通商・科学・運輸委員会、財政委員会、議事運営委員会のメンバーを務めている。

1941年10月9日にミシシッピ州グレナダ郡で、小作農の息子として生まれた。父はその後造船所工員として働いた後、教員となった。ロット議員は1963年に大学を卒業、1967年にミシシッピ大学オックスフォード校から法学博士号を取得した。

ロット上院議員が海事問題を強く支援する理由として、父親の存在がしばしば挙げられるが、ミシシッピ州において造船業は主要産業であり、ロット上院議員は政治的キャリアを通して同州の主要造船所と強い絆を育んできた。ロット上院議員はもちろんジョーンズ・アクト支持派である。(2000年選挙で再選)

 

f) ジョン・マッケイン上院議員(共和党、アリゾナ)―改革派

 

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マッケイン上院議員は、政治家としてのキャリアを通して米国にとって最も重大な問題におけるリーダーの役割を担ってきた。同議員は決然と、しばしば単独で、地元選挙区に対する補助金給付政治反対運動を行っており、また10年にわたる闘争の結果、大統領の項目別拒否権発動を認める法案を可決に持ち込んだ。同上院議員は、減税、真の規制緩和、自由貿易を繰り返し提唱してきた。強力な国防、健全な外交について議会でその意見が最も重視される議員の一人となっている。

マッケイン上院議員は、1982年にアリゾナ州から初めて下院議員に選出された。ロナルド・レーガンを崇拝していたマッケインは、レーガン革命における初期の歩兵であった。同議員は下院議員を2期務めた後に、1985年に上院議員に選出された。1998年11月には70%近くの得票率で3回目の上院当選を果たした。

マッケイン上院議員は、上院通商・科学・運輸委員長を務め、通信、航空問題について、米国経済の成長に重要な競争の促進と政府規制緩和の必要性を強調し、その指導的立場を認められている。

1963年生まれ、著名な海軍提督を父親、祖父に持つマッケイン議員は海軍アカデミーを卒業後、22年間海軍パイロットとして勤務した。

 

 

 

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