c)　ジェシー・ヘルムズ上院議員(共和党、ノースカロライナ)―改革派

　

　

ジェシー・ヘルムズ議員は、1973年1月に初めて上院議員となり、1978年、1984年、1990年、1996年と再選されている。外交委員長、農業・栄養・森林委員会メンバー、議事運営委員会メンバーを務める。

ブラウンバック上院議員と同様に、ヘルムズ議員も農業利益団体との関係上、ジョーンズ・アクトに反対している。同議員のジョーンズ・アクト反対により、ジョーンズ・アクト支援者の多くが興味深い反応を示した。というのも沿岸州選出議員や、国防案件支持の前歴のある議員はジョーンズ・アクト反対の声を上げないのが常であったからだ。ジョーンズ・アクト改革が国家安全保障に持つ意味について説明を受ければ、同上院議員は翻意すると見るロビーイストもいた。しかし、同議員は反対姿勢を変えることはなかった。もちろん、ジョーンズ・アクト改革問題を重要案件とすることもなかった。ヘルムズ議員は他の問題について過激な発言を行ったことから、批判の的となっているため、任期切れの際の再選は厳しいものとなると考えられている。

　

d)　ジョン・ブロー上院議員(民主党ルイジアナ州)―支持派

　

　

ジョン・ブロー上院議員は、ルイジアナ州クローリー生まれで、1972年に28歳の若さで下院議員に当選した。当時、議会最年少議員であった。ブロー上院議員はルイジアナ第7選挙区から14年間下院議員を務めた後、1986年にラッセル・ロング上院議員の後任として上院議員に選出された。1998年にブロー上院議員は圧倒的な得票で3期目の当選を果たしている。

ブロー上院議員は上院指導者として広く認められている。1993年に民主党議員は同議員をChief Deputy Whipに選び、3期の議会にわたり務め上げ、第106期議会終了までその席に留まることになっている。

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