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航洋内航船の最近の受注状況

1992年以来、米国造船所で15隻の航洋内航船が新造、または大改造(rebuilt)されている。アボンデールはアメリカン・ヘビー・リフトの4隻のタンカーの前部船体を新造した。これは、実質的に新船建造といえる。イースタン・シップヤードは、フリーポート・マクモーラン向けに2隻の小型硫黄専用船を建造し、マクダーモットはISC向けに硫黄専用船を1隻建造している。Nasscoはマトソン向けにハワイ航路用のコンテナ船を建造した。ニューポートニューズは1990年代末に6隻のプロダクトタンカーを2船主に引き渡している。これらのタンカーは当初、外航用としてギリシャ船主向けに設計、建造されたものであるが、造船所と船主の間のトラブルから、契約は座礁した。

 

1992年以降に建造された航洋内航船

(1,000 GTを超える船舶)

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1/ 既存の船尾を利用し、新造のダブルハル前部船体を継ぎ足したもの。発電装置を除けば実質的に新造船といえる。

2/ 当初ニューポートニューズにより輸出船として建造されたが、引き渡し前にHvideとMobileに売却された。

 

 

 

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